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2014-12-16 Tue
妻の失踪、そこに隠された真実。
というサスペンス映画。
………。
うん。
まあ最初の方で『あ、これはもしかして?』と気がついてはしまうのは。まあ。いい。
そこから続く展開は予測不能で面白くはあるのだけども、『これはギャグでやってるか??』と妙な笑いが出てしまいました。
アメリカのドラマをよく見る方なら、あの感じと言ったらお分かりいいだけるでしょうか?(笑)
フェミニズム的なブラックユーモア映画と言ってもいいかもしれません。
撮り方によってはコメディになるかシリアスにしようとして滑ってしまいそうな話を、映像で無理矢理引っ張るデビッド・フィンチャーと、我らがトレント・レズナーの虚無的鬱音楽のおかげで、ちゃんと(?)サスペンススリラーっぽくなっております。
うん、『ドラゴンタトゥーの女』もそうだったよ!
考えてみれば、『セブン』以外は、『ゲーム』も『ファイトクラブ』も『パニックルーム』も、実際の事件を扱った『ゾディアック』でさえも、フィンチャーの映画はシリアスな事をしていてもどこか冗談みたいな所があって、そういうの好きなのかな? と考えたくなるのですが、単にそういうオファーが来てるだけかもしれませんね。
僕は『ゲーム』が一番好きかな…。『エイリアン3』とかもあるけど、そんなに好きでは…。
『ベンジャミン・バトン』と『ソーシャルネットワーク』は未見。
主人公も主人公ですが、富豪の彼も自分が相手になにを強いているのか分かっていなくって、それってつまりは男性優位社会って事ですけれども、そんな男に復讐だ! みたいな、そういう映画です。
あ、超ネタバレしちゃった。
個人的にはその路線でもいいので、フツーに失踪の謎を追って欲しかった。(笑)
○ 2014年度個人的ベスト映画。
基本的に週一で映画を観ているので(なお、スマホがauに変わってauスマートパスが使えるようになったので今は月曜1100円で観てます)、月4本×12ヶ月=48本は見ている計算になりますが、まあ、年間200本観てます的な人も結構いると思いますんで、少ない方かと思います。
…無茶言うな!! 貧乏暇なしで忙しいんだよ!!
なので、僕が個人的にベスト映画とか言っても、正直、TOHOでやってるようなのしか観てないし、あんまり説得力ないんじゃないかな〜と思いはするんですが。
それでも挙げてみると、今のところのベストはやっぱり『怪しい彼女』、『パルフィ!』の二本。
どっちも笑いあり涙ありのヒューマンドラマなコメディです。
そして『怪しい彼女』は韓国映画、『バルフィ!』はインド映画。
どっちもベッタベタなんだけど、心温まるエンタメな中に鋭いトゲが忍んでるような作品です。
もちろん『アナと雪の女王』も忘れてはいけませんけど………まあ、こっちは言わなくても郵便局で売ってるクリスマスカードだかなんだかがアナ雪版権ものだったりするぐらいの大ヒットなので、特に言わなくってもいいでしょ?(笑)
今年、『ゼロ・グラビティ』の衝撃はなかったですけれど、美術と映像では『美女と野獣』が印象的でしたかね。
邦画は観れば観るほど『まあ仕方ないね、邦画だからね。許してあげようよ。『ニッポンは世界中から尊敬されている映画監督の出身国だった。お忘れなく』とか過去の栄光で居丈高な恥さらしにしか思えなくなっちゃうけど、仕方ないね。邦画だからね』と慈悲の心を養う訓練として役立つようでしたが、これはきっとチョイスが悪かった。ミニシアター的なの観ればきっとそうでもない。多分そうでもない。おそらくそうでもない。はず。
あ、チョイスで思い出したけど、実は先週は『チェイス!』観てました。面白かった。
最も文句を言いたい映画は『超高速!参勤交代』ですが、もうそれはお年寄りばかりの演芸場でやってるような時代劇が好きか嫌いかみたいな趣味の話になるので、シニアの方々が映画館に足を運んでくれるのは子供が楽しげに映画館に来てくれるのと同じぐらいに僕にとって喜ばしい事ではあるから、ぐっと飲み込むとして、代わりに『ゴジラ』に関して、これだけは言いたい。
ゴジラの出番少ないよ!!!!
今年はあと『ベイマックス』と、もしかしたら『フューリー』、あと『サンバ』がちょっと面白そうってぐらいですかね?
『たまこラブストーリー』も僕的には最高だったけど、初見の人でも分かるようにはなっていたというかテレビ版とほぼ無関係…あ、みどりちゃんの辺りはテレビ観てないと分かんないか…とは言え、僕は観ていたので分かってしまうだけかもしれないし、やっぱり映画単体としてシリーズものの続きを挙げるのはよろしくない。
京アニで劇場オリジナル作品とか、あったらいいですねぇ。
今年の春、京アニ大賞受賞した小説でやるんじゃないかと思うんですが。
○そう言えばですね。
結構前から思ってる事なんだけど、映画に限らずアニメでもマンガでも、実は観客に与える印象っていうのは映像技術(金かけたCGもそうだけど画面ないの配置みたいな構図やら編集やらBGMやら)に依るところが大きくって、だから例えば『ゴーン・ガール』が滑ってはいないのは映像と音楽のおかげだと思うのだけども、ツイッター見ててもほとんど誰もそこには言及しない。
それは(おそらくは日頃、文章を相手にしている度合いが高い人ほど)、『観客にとって映像とはごまかしの技術に過ぎず、大切なのは物語やあるいはテーマなのだ』とかの証明として挙げられそうな事ではあるけれど、それは実際には映像の技術によって支えられているものであるのは明白で…っつーか、そこをないがしろにしすぎだろ、邦画は!!!!
まあ、要するに仕事が荒いんだけど…。特に編集の…。シーンとシーンの繋ぎがあからさまにおかしいの多すぎだぞ…。多分、相当逼迫した状態で仕上げてるんだろうなとは思うんだけど…。
もっと語られるべき事であると思うのだけども、どうだろう。
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