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あさじむおう

Author:あさじむおう
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サンザシの樹の下で


中国、文革の中を生きていた少女の純愛物語。

iTunesのスタッフおすすめで100円だったので借りてみました。
この映画のタイトルにもなっているサンザシの樹というのが、『抗日戦争で亡くなった中国の兵士の血を吸っているので、普通は白い花がつくところ、赤い花をつける』という伝説を持つ木で、その木の植わっている農村にやってきた少女が、地質調査に来ていた青年と恋に落ちるのが物語の始まりです。
「これがいわゆる抗日ドラマ?」と思ったら、そうではなく、泣かせ系の淡い純愛物語でした。

つーかですね!!!(またこのパターンかよ)

これ、中国映画なんですが、基本、文革批判なんですよ!
まず、少女が農村にやってきたのは、貧農の暮らしの体験学習という文革の政策のためで、学校に残るために気に入られようとサンザシの伝説の事を書いている少女に、相手役の男が「君みたいないい文の書ける人に、こんなくだらない記事を書かせるなんて」などと言ったりする。
……文革抜きだったしても、これ、中国映画(2010年)でやっちゃっていいんだろうか?(笑)
少女の母親は『走資派』と呼ばれる資本主義派だったためにいじめられていて、まともに病院にも行けない極貧の暮らし。
相手役の青年の母親は、同じような理由で飛び降り自殺。
ストーリー自体は、泣ける純愛路線まっしぐらなんですが、その背景が重すぎます。
でも観ていると、登場人物の心性はどこか日本的でもあるんですよね。
少女の恋を阻害するのは『世間の目』なんですよ。
彼女の親が心配するのは

「うちは出身が悪いので、一度、過ちを犯したら娘の将来は終わってしまう」

この一点で、そのために娘の恋愛にも反対する。
少女も、いつも、世間の目を気にしている。
『加害者家族』という本があって


加害者家族 (幻冬舎新書 す 4-2)加害者家族 (幻冬舎新書 す 4-2)
(2012/09/12)
鈴木 伸元

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これは殺人事件などの加害者の家族や親族(ほとんどつきあいもないそれ)が、ネットなどで特定されて追い詰められ、人生を破壊されたり自殺したりしている問題をまとめた本なので、それは日本的な『世間』というものの存在が絡んでいるとしていましたが、なんだかそれを思い出しました。
なので、日本人にはアメリカの恋愛物よりも感情移入しやすいんじゃないでしょうか。

wikiによれば監督のチャン・イーモウ自身が文革で苦労したみたいですね。
大物だけあって、映画としての出来はとんでもなくいいです。
中国の緑に覆われまくった田舎ってだけでも画面映えしているんですけれど、エロゲとかギャルゲの清純系ヒロイン並の純真無垢処女っぷりを主人公が放っていても、昔の少女マンガな展開であっても、なんか凄いなと思わせてしまう。
ほとんど音楽がないのに見入ってしまいました。
他のチャン・イーモウ作品も見てみるか…。
無声映画時代みたいなテロップは、かえって新鮮だと思った。

ところで、以下、ちょっとネタバレするのでこの映画を観ようと思う人は読まないで欲しいんですが………

抗日戦争の犠牲者の血を吸って赤い花をつける伝説のサンザシ、最後に花をつけているんですが



なんです。
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