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あさじむおう

Author:あさじむおう
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「シン・ゴジラ」
 
日本の高年齢オタク向け特撮怪獣映画。 

大体のところはツィートしちゃったので、ツイッターからちょこっと直して転載します。
まず総評。

 「邦画娯楽映画の中では頑張ったものの、要素だけを見て心酔してしまうオタク受け狙いの域を出ることはできず、キャラクターの人間味・市井の人々の湿っぽい描写が苦手と言う弱点を避けてカットしまくった事が、全体の出来を落としてしまっており、また、観客を飽きさせてしまっている。
 それらの戦略は、映画の中での日本のように色々な限界のある邦画にとって、オタクと言うコア層を呼び込むためのものとしては正しいが、それは同時にオタクの脊髄反射的な口うるささで作品としての難点を目立たないように、あるいは指摘させないようにする、という事。日本娯楽映画の最大とも言える弱点をオタクの力でタブー視させてしまうのは、よろしくない」

 以下、ネタバレ含むのでネタバレが嫌な人は読まないように。

 まず、最初の方のヒヨコゴジラ大進撃と、覚醒ゴジラの破壊っぷりは爽快。全シリーズ見てはないけど、シリーズの中でも傑出してるんじゃないだろうか。なんか巨神兵みたいだけど!(笑)
話の主体を政府に焦点を合わせるのって、84年のゴジラもそうなんだけど、その点は向こうよりは成功してる感じ。
でも政府ばっかり描きすぎて、途中から政府頑張ってるんだよ! ばかりになってしまい、これじゃ、安倍政権プロパガンダと言われるのも無理はない。緊急事態条項とかかしましい昨今だしね。
例えば総理に詰め寄るカットが総理主観視点になっていたりするんだけど、まあ「難しい判断の追体験」みたいな意味合いがあるんだろうな、旧エヴァの「気持ちいい?」を知ってる人…でなくても考えるわけですよ。その辺りの安直さが鼻につく。
でもって、ヒヨコゴジラの辺りまでは、民間人避難のモキュメンタリー手法がうまい具合に正体不明の危機な感じの不安を醸し出していて、これはアリだな。クローバーフィールドと本家怪獣映画の新しい融合か、と期待できるんだけど、お定まりの民主主義の弊害で自体悪化、政府が覚悟を決めて、決めた途端に被害者ほぼゼロですよ! でてないんじゃなくて、描かないの。いや描いてたかもしれないけど、切迫感がない。まあゴジラシリーズ僕が見た何作かの中ではたいがいそんな感じだった気もするんだけど、リアルにやりたいんならそこは描かなきゃダメでしょ
と言うよりも、(樋口監督の)日本沈没を観ていても、(庵野監督の)エヴァを観ていても、そういう民間人の可哀想的なドラマ部分を描くのは苦手で、多分、入れてもいい感じにならないからまるごと切っちゃったんじゃないかと思うんだけど、どうなんでしょ。ゴジラにビルにのしかかられて死亡した家族は良かったけど。
これは、人類存亡のシチュエーションは描けるけど、全滅か生存かみたいな極端な状況以外には想像力が働きづらいという、オタクカルチャー作品で育った人たちの弱みにも見える。
まさに「人生に、文学を。文学を読まずして、なにで人生を想像するのだ?(アニメか?)」って事ですよ。
いや文学読んで想像する人生というのもそれはそれでどうなんだ? と言う気もしますけれども。(笑)
そんなわけで、自衛隊が民間人巻き混む覚悟で総力戦でバカスカ攻撃しても、爆風すごいなーぐらいで被害ゼロ、的が大きいので外さないとは言っても、ゴジラが怒って橋壊すだけので、そりゃあ政府広報みたいな映画にもなります。君らの覚悟はそんなもの? いや君たち自己陶酔してません? みたいな見えちゃう。これはもう、最後までそう。
でまあ、定まりの米軍がやってくるわけですが、まあ僕も劇中の明らかに死亡フラグ立てまくってる大臣と、まったく同じ事を思いました。さすが米軍だ、と。
で、その攻撃のおかげでゴジラが覚醒してくれて、「ゴジラの進路近くの人はさっさと逃げたらいいんじゃないかな……」と見てる間ずーーーーーーっと思ってた疑問が「あ、こりゃダメだ」と、ようやく、溶解する。
まあ分かってる展開なんですけども。(笑) 
もっと後になってから台詞で「避難は国民の生活を捨てさせる云々」と総理代行が言うんだけど、遅い。あと基本的に自衛隊すごいみたいな避難民搬送の絵しかないので、リアリティがない。
日本国民の記憶に依存してるなら、それは甘えだ。劇中の誰が、生活を捨て、誰が辛く哀しい想いをしましたか? っつーか仕事だけで生活してないし。
とは言え。
とは言え、ですよ?   散々けなしてますけれども、この映画自体が、きっと「何を取り、何を捨てるか」で作られてるんですよ。
少なくとも庵野氏は発表当時、日本映画の限界を認識した上でどうにかする方向みたいな事を言ってました。
なので、途中からほぼ会議と作戦だけで軍オタや昔のアニオタじゃないとつまんな……飽きるのも、被害者たちの阿鼻叫喚の地獄絵図がなくって、主人公が言われる「お前が落ち着け」に思いっきり同意してしまうのも、そんなんいいからさっさと東京に核ミサイル落とせよ!! と心底願ってしまうのも、予算と撮影日数の足りなさのせいなんでしょう。日本映画の限界というか特撮映画の限界というか、そんなものに対する闘いを国難に絡めて描いたのが『シン・ゴジラ』なのかもしれません。

●あと様々な感想とかウケた小ネタなど

・世代的には米国の属国日本とか、そういうシチュに燃えるんだろうけど、延々と戦後やってるのはむしろオタな人たちなんでは、と思った。
・いっそ韓国か中国、台湾あたりに難民させたらもっと現代的に……あ、出てきたの東京湾か。
・科学的アレコレ、早口すぎて聞き取れなかった! しかし極限環境微生物とか出てきて高井さんのとこにでも取材に行ったんだろかと言う気に。なにげにスパコンは京でなく、JAMSTECのシール貼ってあったけど今の地球シュミレーターあんななの?
・山手線が特攻とかは笑ったけど、ラストにしては口の中に注入の絵面が地味すぎやしませんか? 笑
話の格子的には、基本的にパトレイバーの1&2をゴジラにした感じ。なんか共通の別の元ネタあるのかもしれなあたけど。しかしパトレイバー映画のタルコフスキー的静寂がないのは不思議なことに映画を退屈にしてしまっていてツライね
・外人さんのシーンなんかも、ま、全然重要じゃないんだけども、もうちょっとキャラ立てて行ってもいいんじゃない? と思うわけですよ。どっかの研究所の所長さんなんかも、「そんなのデータ盗まれるからダメだ」「いいえやりましょう」だけじゃなくって、ここにもう一芝居ないと人間味を感じない、アニメ的な記号に見えてしまう。
逆に言えば、外国人に人間味を感じていない(あるいはコンプレックスを感じている)世代が描くとこう、という例かもしれないけれど。まあ僕も外人さんっぽいの書けって言われると書きづらくはあるんだよな。

最後に。

・石原さとみがとにかくウザい。お前、妙な英語しゃべんのいい加減にしろ。(笑) 黒木メイサの峰不二子かよ。てか、あれはパトレイバーの香貫花クランシーなんだろうかねぇ。

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